全然寂しくない

遠くで暮らしていて、会うよりも電話で話す機会が多かったかからか、目の前に遺体があってもよくできた蝋人形のようにしか見えないし、電話すれば、「あ〜い゛」と出てきそうで、まったく悲しい寂しい気持ちにならない。
葬式では、遺体の前に一列に並んで、孫から一言づつお別れのメッセージを言わされたが、他の七人は感極まってぐすぐす言っているのにさっぱり。事前に言われていたとはいえ、正直ネタを考える余裕もなく本番に突入して、実感がないと言うようなことを言って終わる。やっつけにしては上出来。
葬儀屋が式全体の司会をしていたのだけれど、溜めの喋りはむかつくし、見てきたようなこと(皆様に愛された89年の人生云々)を言う最後の締めは辛かった。あとは、宗教に関心のない自分としては興味津々でそこそこ面白かったのだけれど。
今回思ったこと、知ったことは以下の通り。

  • 坊主はプロなんだから、たよりない読経を聞かすな。数分でいくらか持っていくのだから、それに見合う仕事をすべきだろう。
  • 坊主四人のブレスがずれてて気持ち悪い。聞くと、読経はメインの演者に合わせておこなうようで、今回は二人ずつ違う寺から来ているためぎくしゃくしていたとのこと。
  • 司会は不要なことはすべきではない。盛り上げようとするなんてもってのほか。