ドッペルゲンガー

仕事の帰りがけ、赤坂駅のホームを歩いていると何やら見覚えのある顔がこっちへ歩いてきた。
一瞬間が開いてから「あうぁ、あれオレじゃん」と思って、通り過ぎるまでまじまじと観察してしまった。何年か前で、ちょっとアゴを削って、足を長くしたみたいな感じで、けっこう似ている。
相手はどう思ったか分からないけど、彼が通り過ぎたあとなんとなく気分悪くなった。あと二回同じ顔の人にあったら死ぬんだっけか。