初遅刻

いつもより余裕を持って家を出て、いつもの時間にわたるべき交差点を過ぎ、いつもの時間に駅に停まっている電車にあわてて乗り込む。はずが、いつもなら閉まらない扉が上りかけの階段の途中で閉まる。
じたばたしても仕方がないので、次の電車を待って新宿でダッシュをかけるものの、タイムカードに印字されたのは、定時よりも1分遅れの数字であった。あぁ無情。オレがどんなにがんばってダッシュしたかは、デスクについて鼻をかんだティッシュに血が散って証明してくれた。がんばりすぎて鼻血が出たみたい。