狼少女 [2/2]

会場
テアトル新宿
料金
1,000円

金曜までの公開ということで、一度帰ってから再び新宿までやってきた。
ノスタルジーを感じさせる作品として、Alwaysと比較されるとは思うけれど、こっちの方が面白いと思う。
まず子供たちの顔が良い。主人公の普通っぽさも、その親友のとぼけた顔も、ガキ大将も、小金を持っているガキ大将の友達になりきれないデブもみんな良い顔をしている。また主人公をはじめそれぞれの人物の設定がちゃんと話の筋にからんで、意味をなしており、主人公が一つ大人になっていく様子が描かれている。
一つ残念だったのは、見世物小屋がある時代というのと街の様子が一致していなくて、うーんと思ったところがあったところか。どうしても仕方ないよねぇ、とは思いつつ、やっぱり残念だなぁ。
途中で笑いがあるものの、やっぱり最後はじんわりとして、良い作品だった。