シムソンズ [7/8]

会場
シネマミラノ
料金
1,500円

氷の上で石をゴロゴロ滑らして、カチカチぶつけるくらいしか予備知識のないまま見てきた。青春映画好きだし。
開演前10分前に劇場に着くと8割くらいの入りであった。いま考えてみると昨夜のトリノでの試合の影響だったのかもしれないが、そもそも需要に対して、一日上映二回が適正な供給かもね。
ダメな主人公が、ふとしたきっかけで打ち込めることを見つけて、まわりを巻き込みつつ、挫折を経験して大舞台を踏む、青春映画の王道で、全体的にみて平均以上、面白かった。
Swing girls」、「ビートキッズ」、「恋は五・七・五!」と観てきたけれど、これらと違って文科系じゃないのに主人公のキャラと地味目な小笑いを狙っているせいか、熱い体育会系でもない不思議な感じ。話の構造的は「恋は〜」と似てるけれど、あっちは主人公がひねくれてるのに対して、こっちは突っ走り型。あっちが個々のキャラクターの振り幅が大きいのに対して、こっちは小さめ。他はマイナースポーツであるところの説明も丁寧で、難しいこともない。
役者陣では、加藤ローサの演技は、テレビで見る限り相当まずそうだという印象だったんだけど、だいぶ改善されていた。顔の線が細いというか、顔のパーツが大きくて不安定な感じは感情を表しやすいってのとトレードオフ藤井美菜は安定した存在感があって、今年人気出そうだ。ひそめた眉ナイス。星井七瀬は予想外に地味なキャラ、高橋真唯のおさげにメガネがもう一つ。とぼけキャラなのに顔が切れすぎというか。大泉洋竹中直人みたいなポジションに落ち着くかもなぁ。
影響されやすいオレは昨晩の試合を見たくなりましたよ。再放送するのか知らんが。つか、おやつタイム見たいよー。つか映画でもスポーツの独自性としておやつタイムあったら良かったんじゃない?